席選びの基本 ~升(マス)席か椅子(イス)席どちらが見やすい?~

大相撲初心者はイス席

大相撲観戦というと座布団(マス席)というイメージが強いためか、せっかく大相撲を見るなら・・・と敬遠されがちなイス席(2F席)ですが、国技館の2Fは非常に見やすくチケットも比較的入手しやすいため、大相撲初心者をはじめ、子連れお年寄りにも断然おすすめしたい席です。ただ、椅子Cから後ろはかなり遠くなってしまうので、初めての観戦であれば椅子AかBがいいでしょう。

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ポイントはサイドテーブル(イスAのみ)と視界の広さ

私はマス席で相撲観戦デビューしてしばらくずっとマス席で観戦していたのですが、初めてイス席で観戦した時の開放感とその見やすさにはたいへん驚きました。天覧相撲で陛下がご覧になる席も椅子席の最前列ですから、見やすさという点ではお墨付きです。椅子席の最前列にはプレス用の席もあります。サイドテーブルがあるのは地味に便利なので、設定や、食事を楽しみたい場合はできるだけ椅子A席を確保しましょう。

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前の人の頭が邪魔にならない
升席の場合はどうしても前席の人の頭をよけてみる必要がありますが、椅子席はどの席からでも一直線に土俵を捉えることが出来ます。

手持ち撮影seat5を強力サポートするひじ掛けと、一脚(三脚)が使用できる十分なスペース
暗い館内と安い望遠レンズの組み合わせは手ブレとの戦いになります。しかしとてもいい位置にひじ掛けがあるため、かなりの速度まで手持ちの撮影が可能です。一人一人の占有スペースが広いため一脚(三脚)を使用しても周りに迷惑が掛かりません。

多少辛くても雰囲気重視なら断然マス席。ただし撮影にはかなり制約あり。

masu1見た目もそうですが、実際座ると非常に窮屈なマス席。ですが、十両以下の取り組みなら存分に撮影できます。4人マスに3人で入る場合などはコンパクトな一脚(三脚)なら使えますが、がっしり据え付けての撮影は無理でしょう。後ろの席に背の小さな子供や女性がいる場合に気を使うことが多くなります。幕内からの取り組みは混雑してきますので、手持ち撮影で前の席の人の頭をかいくぐって撮影することになります。
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うまく撮れなくても冷静に対処する気持ちが必要です

せっかくの升席ですから大いに楽しみましょう。

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目的 人数 おすすめの席 席選びのポイント
一人観戦 1 椅子席 椅子席のほうが自由に移動できますし、落ち着いて観戦できます。
カップル 2 椅子席A~B 会話を楽しみたいなら少し落ち着ける椅子席で。2人分ならA席も入手しやすいでしょう。升席でイチャイチャしてもよいですが、酔っ払いに絡まれるリスクも。
友人・知人 2 4人升 足がのばせる贅沢。お金をかけたくないなら椅子A。
接待 4 6人升席 大人4人升席はかなりきついのですが、土俵に近い良い席で短時間なら苦にならないかもしれません。お茶屋さん経由で頼むとリッチ感が味わえます。
4人家族(中学生以下) 4 4人升席A~C 子供が中学生以下なら4人升でも大丈夫。ファミリー席は競争率が高いので、休みの日に確実に行きたいなら最初から4人升狙いのほうがいいかも。
大人4人(家族) 4 4人升席A~B 大人4人で4人升に長時間いるのは辛いのですが、升AかBなら土俵に近く、苦労に見合う価値があると思います。あまり相撲好きではない人がいるなら、椅子Aのほうが無難です。
6人家族(中学生以下) 6 6人ファミリー升 ファミリー席は入手が難しいのですが、6人ファミリー升はコスパ的に最強。贅沢できるときは4人升x2のほうがチケットは取りやすいかもしれません。

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