カメラ初心者の撮影方法と準備

国技館内(土俵)の撮影はISO1600、1/200秒、f5.6が基準となりますが、どう設定したらよいのかわからない、あるいはそもそも設定できないカメラしか持っていない場合にやっておくべき準備などをお伝えしたい思います。

相撲は室内スポーツなので「スポーツモード」と呼ばれるモードで撮影すれば大丈夫です。PENTAX等たくさんシーン選択ができる機種では「子供の発表会(室内)」がドンピシャになります(「夜景」とか「パーティ」はブレブレ写真になってしまうと思います)。

スポーツモードのまま忘れてても失敗は少なし

フルオートでも、ブレ写真は増えますがそう悪くない結果は得られます。ただ色温度を固定できない機種が多く、白っぽい写真と赤っぽい写真がバラバラにできる可能性があります。RAWで保存しておくと後で補正しやすくなりますが、赤白バラバラだと一括修正できないためやや面倒です。色は補正できますがブレは補正できないので、どちらかというとスポーツモードをおすすめします。

土俵の照明は複数色のライトが使われているのでホワイトバランスが狂いやすい

前日に確認しておくこと

カメラの使い方について最低限以下をおさらいしておきましょう。

1.ISO値(ISO最大値)の設定
手でレンズを覆って真っ暗にし、スポーツモードで最低でもISO6400以上で撮影されているか確認しておきましょう。たいていISO値は画面に表示されているはずですのですぐ確認できます。設定によってはISO上限値がかかってISO1600とか400でしか撮影できない状態になっている場合があります(フルオートの場合は上限値が設定されることは無いと思います)。

2.色温度の変更方法
色温度を気にする場合は設定変更の仕方を調べておきましょう。ただし、オートモードやシーンセレクトでは個別に色温度を設定できない機種が多いです。その場合はあきらめましょう。

3.SDカードの速度と容量
取り組みを撮影すると連写を使うことが多いので、撮影可能枚数は確認しておきましょう。私は平均して2000枚は撮影していますので、数100枚ではちょっと心細いです。

4.ストロボ発光の抑止(停止)方法
フルオートでも発光禁止にできる機種もありますので、操作方法を調べておきましょう。無駄に発光すると電池もすぐなくなってしまうので、基本的にオフで良いと思います。

5.自宅の室内でテスト撮影
バッテリー残量が無かったりしますので、1枚撮影して確認しておくのが良いです。

スポーツモード(オートモード)の場合は全般的にISO値が高くなるため画質が荒くなりがちです。「多少ブレちゃってもいいから綺麗な写真を撮りたい!」という場合はISOの上限をISO1600に設定するとよいでしょう。また、屋外撮影の時はフルオート(スポーツモード以外)で撮影するのが良いでしょう。

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