取組(土俵)を撮るならデジイチの中級機以上
国技館の館内で撮影する場合、もっとも土俵が明るくなる幕内の取り組みでも、1/250以上のシャッタースピードで撮影することは、様々な理由により難しくなります。このため、とにかく手ブレを防げるしっかりしたボディが適しています。
コンパクトカメラの高倍率ズームは手ブレとの戦いに・・・
中型ミラーレス機という選択肢もあるのですが手ブレの問題はさておき、折角の大相撲をEVF越しに観戦することになるので、相撲を十分に楽しめるかどうかという点も考慮すべきだと思います。光学ファインダーのほうがライブ感もあまり損なわれないと思います。
連写コマ数は5コマ秒以上
3コマ/秒の機種を使用したこともありますが、欲しいコマから1~2コマずれてる写真が量産されてしまいました。欲しい瞬間を捉えるにはやはり5コマ秒は必須です。ちなみにプレスの人たちはおそらく8~10コマ秒以上であろう、快音を響かせています。
入り待ち、出待ち、売店のまわりなどは人混みとなるため、大荷物での撮影は難しくなります。力士までの距離が近くなりやすく、(プロカメラマンでもない限り)大げさな機材で撮影する場合は被写体や周囲に十分に配慮する必要があります。初場所など冬の場所は夕方暗くなるので、念のためストロボ付きのほうが良いでしょう。
大相撲は外国からのお客様も多く、グループでの記念写真を撮ってあげたり撮ってもらったり、というような交流があちこちで見られます。私も時々アイフォーンで撮ってくれと言われることが多いのですが、自分のスマホはXPERIAなので操作方法がいまいちわからず、ちゃんととれるか不安なんですよね・・・新しい機種なら十分な性能なのですが・・・
ちなみに相撲協会のツイッターをフォローしておくと、外で遊んでいても取り組みの進行状況がつぶやかれてわかるので、便利です。
Nikonはどの機種でもOK
Nikonはエントリーモデルでも5コマ/秒の連写が可能なので、どの機種を選んでも問題ない感じです。上位機種になればなるほど大きく重くなっていくのが特徴のメーカーなので、無理に高い機種を選択しなくてもいいと思います。
CanonはEOS Kiss X7i。でも価格性能的にしっくりこない感じ
より小型・軽量のKiss X7も捨てがたいのだけど、どうせならX8iにしたいしと思いつつ割高感があるため、キャノンで選ぶのはかなり迷うと思います。サブカメラならKiss X7を選ぶかもしれませんが、実売価格次第かな、とも思います。
コスパ的には最強のPENTAX
ブランドを気にしないなら、ローエンドモデルから優秀なファインダーを搭載しているPENTAXが丁度よい感じです。いいレンズの値段が高いなど後々不満も出るかもしれませんが、プロじゃなければこのくらいがちょうどいいと思います。300mmのダブルズームキットで5万円程度で買えてしまいます。